開智国際大学では、1年次から全学生がゼミナールに所属します。
1年生前半のゼミでは、大学における授業の取り組み方や学修/研究の意義、またそれに際した大学の活用法を学び、学生が大学環境に適応できるよう担当教員がサポートします。
後半からは、実際に時事問題や社会問題を扱い、問題を自由な発想で発見し、多角的に分析・考察するためにはどのような資料やデータが必要で、それらをどのように集めることができるのかなど、研究視点の育成を少数のグループに分かれて行います。
12月6日・13日の2週にわたり、各グループによるゼミナール学修成果発表会が行われました。
ポスターやPower Pointなど、様々な形式でこれまでの成果をプレゼンテーションしました。
今回の課題は、「グローバルな視点で」テーマを自分たちで設定すること。
留学生が多くいる利点を生かして、留学生の母国での経験をふまえた国際比較などが積極的に行われました。
それにより、日本人学生と留学生の相互理解がさらに深まり、多くの気づきを得たようでした。
1年生なので、研究発表の経験など全くない学生が大半です。
その学生たちに、テーマの設定から先行研究の検討、調査・分析の仕方、発表の方法まで、各ゼミの担当教員が丁寧に指導を行います。
ゼミナールⅠ・Ⅱの授業は、学生が1年次から研究を行うための正しい手順を学び、研究文献の読解や情報収集に取り組むことで、より専門性の高い研究を行う上級年次へ円滑に進むことを可能にします。
また、少人数制だからこそ、グループ作業や発表における一人ひとりの役割が重要となり、協働力やプレゼンテーション能力を培うことができます。
面倒見のよい開智国際大学の特長を最もよく表した授業の一つです。