10月28日(日)に本学にて、「尋常小学算術にみられる算数指導」というテーマで講演会を開催しました。
この講演会は、柏市内の大学図書館(東京大学柏図書館・麗澤大学図書館・二松学舎大学附属図書館・開智国際大学図書館)と柏市立図書館の合同企画イベントの一環として行われたものです。
講師は、島田和昭教授(本学教育学部)が務められ、昭和初期に作成された国定教科書『尋常小学算術』(通称:緑表紙教科書)について、そのユニークで画期的な算数教育の在り方を解説しました。
「緑表紙教科書」の紙面に出てくるユーモアあふれる挿絵や、「鶴亀算」を題材にした落語などを紹介する場面では、来場者席から大きな笑い声が。
終演後も、島田教授への質問が直接寄せられるなど、来場者の方々の熱心さが際立つ講演会でした。
「緑表紙教科書の哲学、よく分かりました。」
「『緑表紙』時代に生まれて来たかった、と思いました。」
「算数教育の工夫のしどころ、着眼点などの原点を今回の御講演で知った気がいたします。」