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学生の修学、進路選択に係る支援

1.修学支援

小規模で学生と教職員の距離が物理的にも心理的にも近い本学では、学生への修学支援は担当者(ゼミナールや授業科目の担当教員)および担当部署(各学部、入試委員会、教務委員会、学生委員会、キャリア委員会、図書館等)が相互に連携しながら、以下の修学支援を行っています。

1. ゼミナール

修学支援の核となる組織として、少人数のゼミナール(必修)が設置されており、学生が所属する学部の専任教員が担当しているので、個別相談・指導の大半は、ゼミナール担当教員によって行っています。特に初年次生に対しては、大学生活への心理的・学力的適応を図り、共通科目において教養を育むとともに、大学での専門的学習が円滑に進むように配慮しています。

2. 履修科目の選択

学年当初に「ガイダンスウィーク」を設け、教務委員会を中心に学部の教員が履修科目の選択に係る注意事項の説明・確認を学年別に学生全員に対して行い、その後ゼミナール担当教員が、学生の個人指導にあたっています。

3. サポート制度

全専任教員が、原則週1回以上の「サポートアワー」を設けて各研究室に待機し、訪問した学生の学習・生活全般にわたる相談にあたっています。「サポートアワー」の実施時間は学内掲示板に一覧表を掲示するほか、各研究室の扉には当該教員の全担当授業及び「サポートアワー」の実施時間を表示しています。

4. 成績不振の学生対応

退学者・留年者を防止するために、前年度までの修得単位数が少ない学生に対して、ゼミナール担当教員が個別相談・指導を行っています。心身の不調が原因で出席・成績不振となっている可能性の高い学生に対しては、「学生相談室」との連携を図って個別に対応しています。

5. 保護者との連携

修学支援には保護者との連携・協力が不可欠です。事務局では日常的に保護者からの各種相談を受付けています。教務委員会・学生委員会・キャリア委員会が合同で、入学式当日に保護者に大学生活全般にわたる説明会を実施しているほか、全学年の保護者を対象に、5月下旬に「保護者相談会」を開催し、ゼミナール担当教員を中心に個別相談の機会を設けています。

6. 図書館オリエンテーション

図書館司書などにより、新入生には「ゼミナールⅠ」において、図書館の使用方法(情報検索、資料請求、図書貸出等)の説明を行っています。3学年以上に対しては、各ゼミナール(研究会)において、卒業研究のための専門的なオリエンテーションを行い、さらに図書館職員も卒業研究に関する資料探索などの具体的な個別相談にあたっています。

7. 入学前教育

国際教養学部と教育学部のどちらの学部の入学予定者に対しても、英語のライティングを中心とした課題を準備しています。毎日英語で文章を書く習慣をつけ、ライティング・スキルや語彙力の向上を目指します。入学後、学生へのフィードバックを経て、本学での英語教育に引き継がれます。本学は英語教育を重視しており、両学部ともにネイティブ教員の授業を含めた多彩な英語教育のプログラムを用意しています。入学前から英語の課題に取り組み、基礎力・応用力を高めておくことで、入学後にそうした授業を履修した際にスムーズに適応できるようになります。(留学生には、以上の課題に代えて、日本語力をさらに向上させるための語学課題を準備しています。)

また、大学の講義内容を先取りした指定の課題図書を読み、その要約を作成する課題もあります。高校までの「勉強」とは異なる「学問」の世界の一端に触れて、大学での学びを具体的にイメージするためのものです。

以上に加えて、国際教養学部の入学予定者に対しては、グローバルイシューに関して自ら調べて論述を行う、探究型の課題も用意しています。教育学部の入学予定者に対しては、教員になる上で必要な力を確立していくための課題も用意しています。これらの課題に取り組むことによって、入学後の学びの見通しを持つことができ、本学での学びを広く深いものにすることを可能とします。

2.学生サービス、厚生補導のための組織

学生サービスと厚生補導のために、学生委員会、教務学生課、さらに学生相談室を設置しています。学生委員会は、各学部の複数の教員で構成され、毎月開催される会議で学生生活に係る全般事項を審議しています。事務局の窓口においても学生の利便性を考慮し、各種学生サービスを行っています。

3.学生に対する経済的な支援

学生に対する経済的な支援としては、本学独自の制度を設けて支援しているほか、適宜、日本学生支援機構の一般奨学金や地方公共団体や民間の奨学金、教育ローン等の情報を学生に提供しています。

詳細は学費・奨学金のページをご覧ください。

4.学生に対する進路選択の支援

本学では、学生の皆さんが卒業後のキャリアを自ら切り拓いていけるよう、大学生活を通して社会に一歩踏み出すための支援を1年次から行っています。そのために、各学部(教育・国際教養)、キャリアセンター、キャリア委員会、ゼミナールの担当教員が一体となった支援体制を構築しています。

具体的には1年次から、キャリア科目とゼミナールを通じて自分と向き合い、将来の進路を考え、大学で学ぶ意味を自覚し目標を設定していくアクティブ・ラーニングを行っています。また、1年次には公務員インターンシップ、2年次には企画体験型インターンシップ、3年次には正課の授業としてのインターンシップと、各学年においてインターンシップを行うことにより、企業活動や働く人々との接点を作り、職業観を醸成していきます。

3年次以降は、「個人登録カード」による進路調査を起点にして、ゼミナール担当教員、キャリア委員、キャリアセンター職員による相談・助言ができる体制を整え、より学生一人ひとりの状況や希望に合わせて、自己分析や書類作成指導、面接指導等の具体的な支援を行います。

また、大学院等への進学を希望する学生には、キャリア委員会の担当者が一般的事項について個人指導をするほか、ゼミナール担当教員が専門分野、および受験に必要とされる英語・数学・文章指導等を行います。留学生に対しては、専門分野に対する指導に加え、日本語指導も担当教員が責任をもって行います。

詳細はキャリア・就職のページをご覧ください。

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