本学の就職支援は、小規模大学ならではのマンツーマンのサポートが特徴です。学生が主体的に動いて職業観と就労観を養い、社会人として求められる能力を高めるための多様なプログラムを展開しています。4年間の努力で、柏市役所への内定を決めた学生をご紹介します。
柏市役所の職員に興味を持ったのは大学1年生の時。吹奏楽のイベントに参加した際、「イベントの運営を市役所が行っている」と知ったのがきっかけです。
小学校から大学までずっと柏市の学校に通っていたため、もともと親しみを持っていたのですが、それまでは”市役所の人=デスクワーク”というイメージで、具体的な仕事内容を思い描いていませんでした。大学卒業後も音楽に関わっていたいと思っていたこともあり、イベントの企画・運営を行うことで「音楽の街かしわ」を支える仕事があると知って心惹かれました。
3年生の夏には柏市役所のインターンシップにも参加し、実際に働く職員の方々と接することができました。この経験も、地元のために働きたい、支える立場で頑張ってみたいという思いが強くなった一因です。
教育学部で初等教育を専攻していたので、
大学在学中は”いろいろなことにチャレンジする”ことを目標にしており、柏市内の部活動指導ボランティアにも積極的に参加しました。公務員試験の勉強や大学の授業、吹奏楽部の活動との両立で大変な面もありましたが、好きなことなので楽しさが勝っていたように思います。この活動を通して、先生方や子どもたちとの関わりを実践で学ぶことができました。
市役所の仕事は、幅広い年齢層の方々と関わり、信頼していただく必要があります。住民の方々はもちろん、職場で良い関係性を築くためにも、教育学部での4年間を通して学んだこと、挑戦したことが、自分にとって大きなプラスになると思っています。
開智国際大学は、少人数教育が特徴の大学です。入学当初は少し寂しい気もしましたが、その分周囲の人々と深いつながりを築くことができました。
公務員試験の勉強を早く始める決心ができたのも、学年を越えた先輩とのつながりのおかげです。公務員を目指している先輩と一緒にダブルスクールの見学に行き、1年生の冬という早い時期から勉強を始めました。余裕をもってスタートできた分、苦労したのは「継続する」こと。数年先の試験へ向けて、緊張感を持ってコツコツと勉強を続けるのが大変でした。そんな時も、進捗を報告したり相談できたりする先輩方とのコミュニケーションが、モチベーションを維持する原動力になりました。
先生や職員の方とも密なコミュニケーションが取れ、就職活動時にはキャリアセンターでマンツーマンの指導をしていただきました。エントリーシートの添削や面接指導でお世話になり、特に模擬面接には何度も足を運びました。緊張しやすいタイプなので、本番前になるべくたくさんの人と面接経験を積みたいと思い、計4名の教職員の方々にアドバイスをいただきました。本番で力を発揮することができたのは、この対策のおかげだと思っています。
活用したキャリアサポート
キャリア相談、公務員試験チャレンジ支援制度(※)
(※)本学と協力関係にある専門学校もしくは資格スクールに通って公務員試験に合格した場合、その「入学金」「入学金を除く諸費用の半額(最大20万円まで)」を支給する制度
※2020年12月時点の内容です