本学の教育学部は、小規模大学ならではの丁寧なサポートと、1年次から併設校のインターンシップに参加するなど学校の現場と関わる「現場教育」が特徴です。授業や学生生活を通して実力をつけ、東京都公立小学校教員採用候補者名簿登載者となった学生にインタビューしました。
Q1. 小学校の教員を目指したきっかけを教えてください
小学生の頃、担任の先生に憧れて「小学校の先生になりたい」と思うようになりました。この気持ちを高校生になるまでずっと抱き続けていて、進路選択の際には、小学校の先生になる夢を叶えるために教育学部を選びました。大学入学後も、インターンシップやボランティアを通して小学生と関わるたびに、子どもたちの可愛さと教師の仕事の素晴らしさを実感しています。
Q2. 教員採用試験の受験に向けて、どのような対策をしましたか?
1・2年生の頃は、子どもたちと接する経験を積みたいと考え、ボランティアに積極的に参加していました。大学で開講された教員採用試験対策講座にも参加していましたが、まだ試験への明確な意識は持てていなかったように思います。
本格的に勉強をはじめるきっかけになったのは、先生から東京都の教員養成事業である「東京教師養成塾」を紹介いただいたこと。ぜひチャレンジしてみたいと、3年生の時に選抜試験に挑戦しました。小論文や筆記試験対策のため、朝から夜まで空いている時間をすべて使って真剣に勉強しました。試験対策は大変でしたが、一緒に教師を目指して頑張っている友人や熱心な先生方に支えられ、合格することができました。
養成塾に合格すると、教員採用試験の一次試験が免除されるほか、指定校での特別教育実習や講座の受講を通して実践的に学ぶことができます。新型コロナウイルス感染症の影響で実習はスタートが遅れてしまいましたが、約1年間しっかり子どもたちと関わることができ、自分がなりたい教員像が明確になっていると感じています。教員採用試験 二次試験の面接でも、この実習の経験を踏まえて話すことができました。
併設校インターンシップ、ボランティア、教員採用試験対策講座
3 年 生
【4月~】東京教員養成塾の選抜試験対策(教職教養・一般教養・小論文・面接)
【9月】東京教員養成塾 選抜試験受験
【6月~】東京都教員養成塾(講座・指定校での実習)
【8月】 教員採用試験 二次試験受験
教師として多様な視点を持てるように、勉強以外にも学生会の副会長やオープンキャンパススタッフ、学童保育のアルバイトや学外でのボランティアも経験しました。
特にオープンキャンパススタッフではリーダーとして、スタッフの皆をまとめる役割を務めました。大変なことも多かったですが、人前で話すことに抵抗がなくなったり、学生主体のイベントにするために意見を出すことができたり、この経験を通して得たことも大きかったです。
※2020年12月時点の内容です