教育学部の特徴の一つである、1年次から参加できる併設校インターンシップ。
1週間のインターンシップを経験した学生に、参加前の心境や参加後の感想をインタビューしました。
中学生の時に、生徒一人ひとりの特性を重視した教育など、時代に合った教育が必要だと感じ、将来は教員になろうと思いました。
高校生になってからはテスト前などに友人に教える機会が多くなり、教えることの面白さ、分かりやすく伝える方法を工夫する楽しさを強く感じるようになりました。
1年生からインターンシップがあることは入学前から知っていました。子どもたちと関わることは好きなので、特に不安はなく、とても楽しみでした。
子どもたちから最初に「先生!」と呼ばれた時は正直びっくりしましたが、「これから先生になる準備をしていかないといけないな」と身の引き締まる思いでした。
インターンシップ中は、「子どもたち自身に考えてもらう生徒対応」を心がけていました。計算方法が分からないと質問してきた生徒にすべて教えるのではなく、ある程度教えて「もう一度やってごらん」と再度考えるように促すなど、心掛けていたことはできたかな、と思います。
難しいと感じたのは、子どもたちとの距離感の取り方です。物理的な距離もそうですが、家やご家族のことなど、個人情報と思われることを何でも話してしまう子どもに対して、信頼関係を築きながらどう対応すればよいのだろう、と難しさを感じました。まだ具体的な対応方法は見つかっていませんが、担任の先生に相談したり、実際に見学できたりしたことは、とても参考になりました。
このインターンシップを経験して、子どもたちと向き合う難しさを改めて感じました。先生の出す空気感、教え方や生徒を集中させる方法、クラスの雰囲気などが全く異なる2つのクラスを見学できたことで、これから「自分なりの教育方法」を確立していかなくてはいけないな、と強く感じました。
実際に子どもたちと関わることで、教員になって授業や教育をやってみたいという気持ちが強くなりましたし、子どもたちに教えるために、ICT関連の資格や、知識を身につけるために教員採用試験の勉強をしなければいけないと改めて感じました。
このインターンシップは、先生という立場で子どもたちと関わるので、「自分は教員になるんだ」という意識が強まります。子どもたちだけではなく、担任の先生と話す機会も多いので、参加前までにコミュニケーション力は磨いておいた方がいいと思います。参加中は、例えば、生徒を集中させる方法一つとっても先生ごとに違いますし、同じ先生でも授業とホームルームで異なることがあるので、そういう細かいところまで見るととても参考になるし、面白いと思います。不安を感じる人もいるかもしれませんが、臆せず、楽しんでください!
※2024年3月時点の内容です