2024年度 開智国際大学懸賞論文「大村智賞」の入賞作品が決定いたしました。入賞者は以下の通りです。
本懸賞論文には、合計で2,452編の応募がありました。内訳は、<探究部門>高校生の部697編、中学生の部369編、小学生の部1344編、<英語部門>高校生の部21編、中学生の部11編、小学生の部10編です。ご投稿いただき、誠にありがとうございました。
探究部門(高校生の部)の最優秀賞には、国際基督教大学高等学校3年の佐藤綾奈さんの「なぜザッバリーンは「ゴミの街」で働き続けるのか」が選ばれました。エジプトのカイロでゴミ収集とそのリサイクルで生計を立てているコプト教徒のザッバリーンが、ゴミで豚を育てて販売することにより、安定した家計と養豚を支えるゴミ収集者というアイデンティティを獲得したことを明らかにしました。現地の訪問調査とインタビューにより、マイノリティのエスニック・アイデンティティの形成を探究したことが高く評価されました。
英語部門(高校生の部)の最優秀賞には、 開智高等学校(一貫部)2年大村莉央さんの “The self reflected in the mirror of prejudice” が選ばれました。親しみやすいトピックでありながら、筆者自身が国際的なトレンドにも言及し、成熟し洗練された方法で自己表現しています。2点特記したいと思います。本作品はまず、独創性(Originality)に富んでいます。自らのユニークな実体験や視野を明瞭に言語化し、唯一無二の新鮮な声を表現しています。次に、英語のアカデミック・ライティングで求められる構成が的確に実践されています。段落間の論理の一貫性(Coherence)が確立しており、また段落内の構成もしっかりしています。審査員全員の高評価を得て、最優秀賞に輝きました。
【審査員】
研究・図書・紀要委員会
英語教育担当委員会
「なぜザッバリーンは「ゴミの街」で働き続けるのか」国際基督教大学高等学校3年 佐藤 綾奈さん
優秀賞 |
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準優秀賞 |
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佳作 |
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「しその香りを人の感覚以外で評価する方法ー香りの数値化ー」開智望中等教育学校8年 伊奈 葉輔さん
優秀賞 |
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佳作 |
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※優秀賞1名該当なし
「ハエトリグサはハエしか食べないのか?~不思議がいっぱい!ハエトリグサの生態~」開智小学校(総合部)3年 大網 愛莉さん
優秀賞 |
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佳作 |
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「The self reflected in the mirror of prejudice」開智中学・高等学校(一貫部)5年 大村 莉央さん
優秀賞 |
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準優秀賞 |
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佳作 |
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※準優秀賞2名該当なし
「Balancing Political Correctness and Creativity」開智未来中学・高等学校3年 福田 リアムさん
優秀賞
- 「Within a radius of 5 meters」開智日本橋学園中学・高等学校3年 谷 春香さん
- 「How frogs are helpful and the risk of extinction」開智日本橋学園中学・高等学校1年 寺井 梨乃さん
佳作
- 「I Want to Make Fast Growing and Nutritious Plants and Animals」開智未来中学・高等学校3年 堤 聖一羅さん
- 「Can we enrich our lives equally with those of people with disabilities?」開智未来中学・高等学校3年 原口 ちよさん
- 「The Charm of the Hyakunin Isshu – 31」開智未来中学・高等学校3年 坂本 優羽さん
「What I learned about Japan’s politics and election」開智小学校(総合部)6年 田中 晴さん
優秀賞 |
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佳作 |
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表彰状のほか、各賞に以下の副賞が贈られます。
最優秀賞 | 20万円 |
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優秀賞 |
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準優秀賞 |
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最優秀賞 | QUOカード3万円分 |
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優秀賞 | QUOカード1万円分 |
最優秀賞 | QUOカード2万円分 |
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優秀賞 | QUOカード1万円分 |
入賞者はホームページ上で発表するほか、個人(または学校)へ通知いたします。それぞれ表彰状と副賞を授与いたします。
開智国際大学「大村智賞」係
mail:oubo@kaichi.ac.jp
※問い合わせは電子メールでお願いいたします