Q1. 小学校の教員を目指したきっかけを教えてください
小さいころから保育士になりたいと思っていて、高校でも保育系の科目を履修していました。
小学校の先生を目指すようになったきっかけは、高校のオープンキャンパスに参加した際に実際に子どもと触れ合ったこと。一緒に過ごしたほんの少しの時間内でも、子どもたちは成長します。今までできなかったことができるようになっていく姿を見て、「一緒に遊ぶだけでなく、教育を通してもっと子どもたちの可能性を広げたい」と思うようになりました。「須原先生がきっかけでこんなことを始めた!」と言ってもらえるような、子どもたちの興味・関心を広げられるような先生になりたいです。
Q2. 教員採用試験の受験に向けて、どのような対策をしましたか?
1・2年生の頃は併設校のインターンシップのほか、友人に誘われて、子ども専門の体験型ツアーのボランティアにも参加していました。教育の現場に参加することで、実際に先生が指導されている様子を間近に見ることができます。「どのように説明すると子どもたちに伝わりやすいか」など、経験豊富な先生方の工夫を感じられたことは、自分の糧になりました。
教員採用試験の筆記試験対策を本格的に始めたのは、2年生の後半から。東京都で教育実習を行う場合は事前に小学校でボランティアをする必要があり、その準備を始めたことで「教員採用試験が迫っている」という意識を持ちました。ずっと勉強を続けるのは大変でしたが、そんな時支えになったのは教員を目指す友人たちです。長期休暇中も有志の仲間たちとグループ学習することで、気持ちを切らさずに過ごすことができました。コロナ禍で大学に行けなかった期間も、分からないところを電話で教えあうなど、皆で助け合っていました。
併設校インターンシップ、学外ボランティア、筆記試験(全科)対策
3 年 生
学習ボランティア(東京都公立小学校)、筆記試験対策、小論文対策
4 年 生
【7月】教員採用試験 一次試験受験
【7月】面接対策、場面指導対策、単元指導計画作成
【8月】教員採用試験 二次試験受験
【10月】教育実習
大学の授業で一番面白かったのは、「心理学」です。毎週レポート提出もある厳しい授業だったのですが、教員を目指すうえでとても勉強になりました。この授業では、心理学の観点を学校での児童や保護者への対応に生かす方法や、子どもたちと接する際に具体的に何を注意すべきかを学びました。そのため、実際にインターンシップや教育実習で子どもたちと接した際にも、学びの成果を実感することができました。
授業外では、オープンキャンパススタッフとしても活動しました。総括を学生が担当していたので、新しい企画を考えたり、終了後に改善案を検討したり、PDCAサイクルを実際に経験することができました。自分の時間を使うことにはなりますが、社会人になってから求められる力を養うことができたと思います。
少人数の大学なので、学生同士も先生方も距離が近く、皆で高めあおうという意識が強いです。教員採用試験も、はじめは自分が合格する事に必死でしたが、教育学部の仲間と出会って「皆で合格したい」という考え方に変わりました。同じように教員を目指している友人同士教えあうことで、自分一人で取り組むよりも力が付き、気持ちを切らさずに勉強することができます。また、先生方は学生一人ひとりのやる気を受け止めてくださいます。何か質問すると勉強会の場を作ってくださる、練習問題を準備して自習に付き合ってくださるなど、本当に親身になってくださいました。開智国際大学で一緒に頑張る仲間と先生方に出会えたからこそ、合格できたのだと思っています。
1年生の頃から色々なことにチャレンジすることが、自分の将来を実現することにつながります。
先生を目指す人は、特に実際に子どもと接することができる機会を大切にしてほしいです。遊ぶことだけでなく、ボランティア・インターンシップなどの活動も楽しみましょう!
※2021年2月時点の内容です