Q1. 小学校の教員を目指したきっかけを教えてください
一番のきっかけは、小学校5・6年生の担任の先生に出会ったことです。とても厳しい先生でしたが、ただ厳しいだけでなく「自学」の方法を丁寧に教えてくださいました。初めて「勉強することが楽しい!」と感じ、私もこんな経験をさせてあげられる先生になりたいと思いました。憧れの先生に一歩でも近づくことができるよう、子どもたち一人ひとりの様子に目を配り、丁寧に指導することができる教員を目指したいです。
Q2. 教員採用試験の受験に向けて、どのような対策をしましたか?
教育学部を志望していたので、併設校からの内部進学で入学しました。入学当初は漠然と「先生になれたら嬉しいな」と思っていて、まだ真剣に教員採用試験のことまで考えていませんでした。
3年生になって少しずつ論文対策を始めましたが、本格的に筆記試験対策を始めたのは12月頃。卒業後の進路を考えた時、教員採用試験が迫っていることを意識して焦りが出ました。そこからは集中して勉強を進め、1日6時間以上机に向かうこともありました。自分なりに工夫したのは、筆記試験対策の参考書をあえて1冊に絞り、その1冊を完璧にできるようにしたことです。多くの参考書に手を広げることで勉強した気になり、学び漏れる分野がないように注意していました。また、意識を高めるため、「教師」について学ぶ本を読んだりもしました。
筆記試験の対策と並行して、面接の練習もしていました。小学校教員の経験豊富な先生方にアドバイスをいただいたことはもちろん、インターンシップ等で子どもたちと触れ合う経験を積んでいたことも活かすことができました。
併設校インターンシップ
3 年 生
【4月~】論文対策
【12月~】筆記試験対策、面接対策
4 年 生
【7月】 教員採用試験 一次試験受験
【7月】 面接対策、場面指導対策、単元指導計画作成
【8月】 教員採用試験 二次試験受験
【10月】 教育実習
吹奏楽部での活動に力を入れていました。入部したころには30名程度だった部員も、いまでは70名を越え、スケールの大きな演奏ができるようになりました。柏市内での演奏会にもたびたび参加してきましたが、特に印象に残っているのは柏市民文化会館の大ホールで行った「ニューイヤーコンサート」です。第1回(2019年)から出演できたことは、本当に得難い経験だと思っています。高校生までの部活動と異なり、曲選びやダンスなどのパフォーマンス、チケット販売、広報活動まで、すべて学生主体で行います。思うようにいかないことも多々ありましたが、その分学ぶことがたくさんありました。
小規模な大学なので、先生方の目が行き届きやすく、サポートが細やかです。加えて、開智国際大学の学生はとても真面目な人が多く、そういう仲間と一緒に4年間を過ごせたことは本当に良かったと思っています。
教員採用試験の対策は、筆記試験も大切ですが、面接試験でしっかりアピールできるような経験を積んでおくことも重要です。インターンシップなどを活用して頑張ってください!
※2021年2月時点の内容です