合格した自治体:茨城県(中学校国語)
教育学部中等教育専攻 野口泰成さん
継続したボランティア活動で、子どもと接する経験を積みました
本学の教育学部は、小規模大学ならではのきめ細やかなサポートと、1年次から学校の現場と関わる「現場教育」が特徴です。授業や学生生活を通して実力をつけ、茨城県公立中学校(国語)教員採用候補者名簿登載者となった学生にインタビューしました。
Q1. 中学校(国語)の教員を目指したきっかけ
中学校の時の国語の先生に憧れたことがきっかけです。授業中は真剣に授業をして下さり、一方で休み時間はすごくお茶目で面白い、そんな先生の人柄に惹かれて教員という仕事に興味を持ちました。
もともと活字に対する苦手意識はなかったのですが、教科書に出てくるような日本の文学作品を読み始めたのは、実は大学生になってからです。授業で専門的に学んだり、模擬授業等のための教材研究を深める中で面白いと感じるようになりました。
進路を考える中では、「本当に自分が先生になれるだろうか」と不安になることもありました。しかし、教育学部の先生方の励ましもあり、せっかく頑張ってきたのだから最後までやってみようと採用試験の受験を決意しました。
Q2. 採用試験に向けての勉強法
1・2年生の間は、併設校でのインターンシップや、母校でのボランティア活動を通して教育現場を体験し、子どもと触れ合う機会を多く持つようにしていました。特に2年生の頃に始めた母校でのボランティアは、今でも週1回以上通っています。小中一貫の学校なので、中学生だけでなく小学生と関わる機会も多く、子どもたちへの接し方を実践で学ぶことができました。
採用試験の勉強を本格的に始めたのは、3年生の冬頃。机で黙々と問題集に向き合うのではなく、教員を目指す友人と模擬授業のように古典文法を教えあったり、Youtubeを活用して法律を勉強したりと、学んだことが記憶に残るように自分なりに工夫して勉強していました。
4年生の春頃は、教育実習が忙しく、教員採用試験対策の時間が取れませんでした。しかし、今思い返すと指導案の作成や指導要領の読み込みなどの教育実習の準備が、採用試験のための勉強にもなっていたと感じます。
スケジュール
1年生
併設校での集中インターンシップ
2年生
母校でのボランティア活動 ※現在まで継続
3年生
【冬頃~】教員採用試験対策(教職教養・専門科目)を本格的に開始
4年生
【4月】教育実習の準備
【5月】教育実習
【6月】教員採用試験勉強会(教職教養など)
【7月】 教員採用試験 一次試験受験
【7月】 場面指導、小論文、面接対策
【8月】 教員採用試験 二次試験受験
Q3. 開智国際大学の魅力を教えてください
開智国際大学には、少人数大学ならではの良さがたくさんあります。
例えば、学生と先生方の距離がとても近いこと。教授の研究室が教室のすぐそばにあって、1年生の時から自由に訪れることができるのは本当に恵まれた環境です。授業に関する質問はもちろん、研究に使用する専門書を見せていただくことができるなど、勉強になると思います。
また、教職課程では先生方が学生一人ひとりの志望を把握して下さっていて、教員採用試験の対策講座で志望に合わせた問題を用意して下さるなど、細やかなサポートが心強かったです。
Message
ぜひ1年生のうちから、先生方の研究室で質問したり、教職センターで友人と教員採用試験の自習をしたり、図書館で集中してレポートを書いたりしてみて下さい。先生方との距離が近いこと、学内のさまざまな施設を使用できることは、少人数の大学ならではの利点です。私自身、卒業を控えた今になって「もっと使えばよかった、もったいなかった」と思うことが多々あります。皆さんの勉強や研究のために、存分に大学を活用して欲しいです。
※取材(2021年12月)時点の内容です。
教員を目指す学生へのさまざまなサポート
インターンシップ(職場体験実習)
本学の教育学部では、1年次から併設の小・中・高でインターンシップを行い、「教育現場を知り、実践力のある教員」を育成することを目指しています。教員採用試験対策講座
4年次の7月に実施される採用試験に焦点を当て、1年次からじっくり、無理なく、確実に教師力を養成教師力や合格力を育成します。教職センター
教職課程に関する相談はもちろん、教員採用試験の問題集を備えるなど、ラーニング・コモンズとして学生の自主的な学習を支援します。