東京都教育委員会(東京都)に内定
菅谷 俊吾さん
教育学部教育学科(初等教育専攻)
葛飾野高等学校(東京都)出身
2024年3月掲載
東京都教育委員会(東京都)に内定
菅谷 俊吾さん
教育学部教育学科(初等教育専攻)
葛飾野高等学校(東京都)出身
2024年3月掲載
将来、教員になろうと考えていたので、高校の指定校一覧にあった教育学部がある大学をいくつかピックアップした中に開智国際大学がありました。オープンキャンパスでは、こじんまりしている大学だなぁという印象でしたが、その分、先生方がよく話を聞いてくださる、という印象を持ちました。
大学を決めるときには、卒業生の実績を気にしていたのですが、当時の開智国際大学の教育学部はまだ卒業生がいなかったので、実は不安でした。それでも、オープンキャンパスに参加した際に、1年生から参加する併設校でのボランティア活動など、制度がしっかりしていると思いました。また、先生方にしっかりと話を聞いてもらえたことから、カリキュラムとサポートの両面が揃っている大学だと感じ、開智国際大学への入学を決めました。
期待していた1年生からのボランティア活動は、残念ながらコロナ禍で活動自体がなくなってしまい、行くことができませんでした。しかし、感染症対策をしたうえでの対面授業への移行がとても早かったことは、対面授業を希望する自分としてはとても良かったです。やはり教員という職業柄、「対面」で学ぶ必要があると強く思っていました。
先生方はとても親身になってくださいました。どの先生も明るくて話しやすく、「教採の勉強は大丈夫?」と声をかけていただくなど、小さなことでも相談できる先生が多かったです。また、少人数なので、課題に対して一人ひとりしっかりフィードバックをしてくれることも「学び」に大きく影響しました。課題を提出して終わりだと、間違ったままの知識が定着してしまうかもしれません。また、課題に対して良いところを褒めてもらえることで、気づいていなかった自身の着眼点を知ることができ、次の課題に繋げることができました。
3年次からのボランティア活動です。コロナ禍で1、2年生の時に何もできなかったという焦りがあったので、少しでも教育の現場を経験しておきたいと思いました。
先生から卒業生が働いている小学校に連絡を取っていただき、子どもたちの学習支援や授業見学をしたり、教育実習をする小学校に連絡をして実習前にボランティアをさせていただいたり、ボランティア団体を紹介していただき学習支援員や指導員をしたりなど、大学の授業の合間に週3回ボランティア活動をしていました。
子どもたちと関わる経験だけでなく、現役の先生方とたくさん話し、アドバイスをいただく機会も多く、お金には代えられない経験を得ることができました。
「子どもたちとの関わり方」が一番成長したと思います。
実際の小学校の教育現場を経験することで、大学で学んだ学習指導や心理、学習の記憶の定着、ノートを取らせる意味など、さまざまな理論と教育現場での実践がつながっていき、日々たくさんの発見がありました。
ときには、意図が理解できない発言をする子どももいましたが、理解できないから切り捨てるのではなく、「その子が何を言おうとしているのか」を必死になって理解しようとする、頭の切り替えができるようになったのは、理論と実践が合わさったからかな、と思います。
早めの教採試験対策です。
教採試験対策講座への出席はもちろんのこと、3年生の時から仲の良い友達3人組と週1回、90分の勉強会をスタートしました。先生にもお願いし、不得意なところのミニ授業や課題プリントの作成をしてもらいました。友達と勉強会をすることで、自分で課題をやってみる、分からなかったら友達と相談する、それでも分からなかったら先生に相談する、という流れをつくることができました。2時間半くらい勉強する時もありましたが、それでも先生が付き添ってくださり、本当に感謝しかありません。自分もそうでしたが、一人で勉強すると続かないと思うので、友達を集めて週1回でも勉強会をすると継続して勉強する力がつくと思います。
少人数授業なので、他の大学に比べて模擬授業の機会が多いと思います。
全体での模擬授業までに、ペア練習、グループ練習と少しずつ規模を大きくした練習があり、一人で模擬授業を行うまでにたくさん練習することができました。
最初は友人達の前で恥ずかしさや、やりづらさがあるものの、模擬授業を繰り返すことで恥ずかしさもなくなり、お互いに良い点を褒めたり、改善点を指摘したりなど、模擬授業を自分たちの糧にできたと思います。
学生と子どもたちとでは反応は違うと思いますが、大勢の人の前で授業をする経験を積んだことで、精神的にも強くなったと思います。
子どもたちが先生やクラスに対して意見を言える、自分も先生として子どもたちの意見を受け止めて改善していく、そういうクラスをつくりたいです。
先生が教え、子どもが教わるという場面はもちろんありますが、教育実習を経験して「子どもたちから学ぶ機会がある」ということを実感しました。先生と生徒という境界線はありつつも、子どもたちが意見をしっかり言える、子ども主体の学級経営がしたいです。
学級経営の基礎を学び、唯一無二の「自分なりの学級経営」を作り上げていきたいと思います。
※2024年3月時点の内容です