本学教育学部の特徴の一つである、1年次から参加できる併設校インターンシップ。
1週間のインターンシップを経験した学生に、参加前の心境や参加後の感想をインタビューしました。
Q1. インターンシップ参加前の印象はいかがでしたか?
1年生からインターンシップに行く機会は、たぶん他の大学にはないので、とても貴重な機会だと思いました。でも、何を準備すればいいのだろう、どういう心持で行くべきだろうという不安もあり、友達と相談していました。
Q2. 実際に参加してみていかがでしたか?
最初に「先生!」と呼ばれた時は、「私は先生なんだ!」とどきどきしましたが、とてもうれしかったです。
インターンシップ中は、子ども達から学ぶことが多かったです。例えば、子ども達にどのように、どのくらい介入するか?ということ。図工の授業でカッターがうまく使えない児童がいたのですが、手伝うべきなのか、任せるべきなのか、任せてけがをしてしまったらどうしよう、うまくできないことも個性だろうか・・・など、「子ども達のためにどのように対応すればいいのか」は、とても悩みました。
自分の「子ども達に対する思い込み」にも気づけました。グループワークで騒いでしまう児童がいたときに、同じグループの児童が注意したり、「一緒にやろう」と前向きな声掛けをしたりして、児童同士で解決する姿を見て、「子どもだから、まだ2年生だから、私(先生)が注意しなくてはいけない」と無意識に思っていた自分に気づくことができました。
長期インターンシップは、子ども達から学び、自分の考え方や思い込みに気づくことができる、とても貴重な機会でした。
Q3. 参加後の感想
長期インターンシップに参加して、「教員になりたい!」という気持ちがとても強くなりました。最初は、パワフルに遊ぶ子ども達の体力についていけず大変でしたが、最終日には子ども達と離れるのをさみしく感じる自分に気づき、「やっぱり私は教員になりたいんだ」と再確認しました。
長期インターンシップは、大学の座学だけではわからないことがたくさんあります。「子ども達の個性」というキーワードは授業でもありましたが、実際に子ども達と向き合うことで初めて実感することができましたし、教員には体力も必要だということも、身をもって知ることができました。
これから開智国際大学の教育学部で学ぶみなさんにも、子ども達とたくさん触れ合って、「子ども達から学ぶこと」をたくさん見つけて欲しいです。
今回の活動では、話しかけてくれる子ども達への対応だけで精一杯でしたが、話したいけど話せないという子ども達もいたのだと思います。これからの活動ではもっと全体に目を向けて、積極的に私からすべての子ども達にコミュニケーションを取っていきたいと思っています。
※2024年3月時点の内容です