本学は国内外の複数の大学と大学間交流協定を結んでいます。2023年度前期の半年間、サンクトペテルブルク国立経済大学から本学へ交換留学した学生にインタビューしました。
ロシアのSaint-Petersburg State University of Economics(サンクトペテルブルク国立経済大学)より国際教養学部に半年間留学
(グラズノワ ステファニア)
― 留学を決めたきっかけは何ですか?
元々日本のサブカルチャーや伝統的なスポーツに興味がありました。ロシアには剣道クラブがたくさんあり、サンクトペテルブルクには5つの剣道クラブがあります。私は9歳の頃から剣道をしていて、いつか日本で剣道をしてみたいと思っていました。交換留学の話を聞いて、日本に行きたいと思っていたので留学を決めました。
―開智国際大学を選んだ理由を教えてください。
異文化交流をしたいと思っており、開智国際大学にはいろんな国からの留学生もいて、交流できると思って選びました。
―開智国際大学で過ごす中で1番楽しかったことは何ですか?
授業はすべて楽しかったけれど、特に「日本のサブカルチャー」と「キャリアデザイン」の授業が楽しかったです。「日本のサブカルチャー」は、日本の様々なアニメや映画、ドラマを見て、自分の感じたことを書く授業で、とても楽しかったです。自分の感じたことを書き出すことはとても重要だと思うし、面白い授業だなと感じました。
「キャリアデザイン」では、NHKのプロフェッショナルの映像を見て、感想を書きました。プロフェッショナルの人々は、たくさん稼げるわけでもなく、大変な仕事なのに、どうして続けるのだろうと考え、自分の将来を考えるきっかけとなりました。
剣道部では、日本人学生と一緒に冗談を言い合ったりしながら、楽しく活動できました。
授業はわかりやすく、先生たちはフレンドリーで説明が分かりやすいです。日本語が分からない自分にとっても理解しやすい授業でありがたく感じました。学生たちも楽しい人が多く、よく話を聞いてくれました。職員の方は思いやりがあり、優しくて親切で、何か問題があったら必ずサポートしてくれて、開智に留学してよかったと思いました。
―サンクトペテルブルク国立経済大学のいいところはどこですか?
先生は大切な知識を教えてくれるし、思いやりがあります。問題があれば、先生はいつでもサポートしてくれます。学生も話しやすく、一緒に出かけたり、課題をやったりするようなフレンドリーな人が多いです。建物は歴史が感じられる魅力的なものだと思います。特に図書館は広くて静かで過ごしやすいです。大学では異文化交流にも力を入れていて、海外の学生もたくさんいるので、いろんな国の学生と交流できると思います。
―将来の目標は何ですか?
ロシアに戻っても日本語の勉強を続けたいと思っています。日本語に携わる仕事に就けたらいいなと思っていて、いつかまた機会があったら日本に来たいと思います!
日本人はよく話を聞いてくれるので、できるだけたくさんの人と会話をしてほしいです。ほかの国に行くと、最初は不安だし怖いと思うけど、人と話すことで日本語のレベルも上達するし、一番大切な経験になります。積極的に話しかけてほしいと思います。
本学の学生もサンクトペテルブルク国立経済大学への交換留学(半期もしくは1年間)、短期語学研修に参加することができますので、興味のある学生は国際交流センターまで問い合わせてください。
Saint-Petersburg State University of Economics
ロシア第二の都市サンクトペテルブルグ市にあるサンクトペテルブルグ国立経済大学は、経済系、工学系、サービス系の複数の大学が合併して2012年に設立された名門大学です。サンクトペテルブルグ市のほか、ロシア国内に三つのキャンパスを有しています。長期交換留学は3−4年生向けであり、英語・ロシア語能力に関する要件を満たさなければいけません。経済学、経営学などを英語で学ぶ短期交換留学もあります。