2020年1月16日(木)、開智日本橋学園高等学校にて、高校生35名を対象に、本学1・2年生の自主企画による講座を実施しました。
高校3年生の生徒を対象とする教養講座のうち、4講座を本学の中等インターンシップの一環として行ったもので、ほとんどの学生にとって初めての授業実践となりました。
講座内容
「海外旅行で使える英語・タブーな英語」
「社会に出て必要なこと〜マナーや常識を学び直そう!〜」
「英語と友達になろう〜Let’s become friend with English〜」
「論理的思考ゲーム」
各グループが入念に計画を練って臨み、生徒たちの積極的な参加に大いに助けられて、初めての先生役に達成感を味わいました。アクシデントや予想とは違う展開もありましたが、状況に臨機応変に対応すること、グループで役割を分担し協力し合うことの大切さを学ぶことができました。
授業実践後、自分のグループの振り返りと、他のグループの授業の見学を通して気づいた点を各自がまとめました。
2020年2月17日(月)~2月21日(金)の5日間、開智日本橋学園において集中インターンシップを実施しました。
初日に教頭の近藤先生から投げかけられた「この集中インターンシップで何を学ぶか明確になっていますか」という問いに対し、全員が自分なりの目的を意識し、意欲的に取り組みました。朝のホームルームから放課後のクラブ活動に至るまで、実際の教育現場で一週間を過ごすことで、教員の仕事のさまざまな側面に接しました。
終了後、教員になりたいという意思を改めて確認し、そのための今後の課題をまとめました。最後に責任者の先生方より、「教師の仕事は行事やクラブ活動など多岐にわたり、授業だけではない」「日々自分も学び、謙虚に生徒に接することが大切」「ネイティヴでないからこそ、教えられることがある」「生徒との距離感の調節はいつになっても難しい」などのコメントをいただきました。
絶えず努力を続ける必要を感じるとともに、教師という職業のやりがいを実感するインターンシップとなりました。
ご指導下さった開智日本橋学園の先生方に心より感謝申し上げます。
授業について
-問いかけによる対話型の授業が多く、生徒が他の生徒に向けて授業を行う例もあり、生徒の主体性が重視されていた。
-型通りでなく、意表をつく角度からの導入の仕方を学んだ。
-異なる活動と活動のすき間時間さえも、その回のテーマに繋るよう活用されていた。
-どの授業も復習から授業に入り、復習の仕方が教科によってさまざま工夫されていたことが興味深く勉強になった。
教師とは
-生徒に信頼される先生、生徒に向き合っている先生に出会えた。
-ロールモデル、理想の教師像のイメージを作ることができた。
-生徒のどんな質問にも対応できる、先生方の知識の豊かさに圧倒された。
-教師は生徒を卒業まで育てる第二の育て親のようなもの、愛情が必要だとわかった。
-臨機応変の対応力が必要だと感じた。
-教師は特別な存在でなく、生徒より少し先行しているだけ、とある先生から伺って、新鮮に感じるとともに、教師になろうとする自分も勇気づけられた。
今後の課題
-生徒とのコミュニケーションの取り方、距離感の取り方を勉強し、自分の教師像をより明確にすること。
-大学の授業を受ける時も、今回の経験を活かし先生方の教え方を学ぶこと。
-インターンシップ、ボランティア等、色々な経験を積み重ねて、自分なりに授業を組み立てられるようになること。
-専門の知識を高めること。TOEICなどを受検して自信をつけること。