柏市内の大学図書館(東京大学柏図書館・麗澤大学図書館・二松学舎大学附属図書館・開智国際大学図書館)と柏市立図書館の合同企画による講演会を、今年も開催いたしました。
今年度の合同テーマは、夏目漱石生誕150周年にちなんで「明治時代の作家たち」。
本学では10月29日(日)に、教育学部の佐々木さよ教授が「坪内逍遥が描いた<恋>と<結婚>」というテーマで講演を行いました。
逍遥の生い立ちや人となりの紹介、そして妻センとの関係からみた『当世書生気質』『妹と背かゞみ』『細君』の作品解説等が展開され、逍遥についてあまり詳しく知らなかった方でも、興味をもって聞いていただけたようでした。
来場者アンケート(一部抜粋)
「逍遥本人の人生観というか、愛を語る根底のお話がきけました。」
「逍遥は読んだことはなく、文学史としての認識しかありませんでしたので、初めて人、内容について聞け、良かったと思います」
「逍遥のことは『当世~』以外ほとんど知らなかったので夫婦との関係からひもといた作品説明がとても面白く新鮮でした。(中略)資料も適切で、家へ持ち帰って読みます。」