平成29年11月25日(土)、柏市立図書館と市内四大学(東京大学、二松學舍大学、麗澤大学、本学)図書館の合同企画であるビブリオバトルが、二松學舍大学にて開催されました。
ビブリオバトルとは、言葉だけを駆使して「お勧めしたい」と思った本を紹介する知的書評合戦。
5分間の紹介と2分間の質疑応答の後、発表を聞いた観客が「どの本を一番読みたくなったか」を基準に投票を行い、チャンプ本が決定します。
本学からは、柏学祭で行われた学内予選を勝ち抜いた鈴木雄貴さん(リベラルアーツ学部3年)が出場。おすすめ本は、『バカの壁』です。
トップバッターという大役をものともせず、“「バカ」「非常識」「個性」って何なんだろう?”という素朴な疑問から始まり、観客を引き付ける話しぶりで会場を大いに盛り上げました。
「尊敬する人に薦められて読んだ」と、この本との出会いを話した鈴木さん。
質疑応答では、「読了後、推薦者との関係は変わりましたか?」との問いに、「一方的に“すごいなぁ”と思う関係から、一人の対等な人としてさらに尊敬できるようになりました」と回答。
どんな人にもバカな所もすごい所もあるんだ、という本書の紹介内容を彷彿とさせる受け答えでした。
非常にレベルの高い大接戦の末、鈴木さんは奨励賞を受賞。
今年のチャンプ本には、東京大学 鈴木歩さんの『井伏鱒二全詩集』が選ばれました。
おすすめ本の『バカの壁』は、図書館で貸出可能です。カウンター前に展示していますので、この機会にぜひ手に取ってみてください!
このビブリオバトルで紹介された本は、以下の通りです。(発表順・★がチャンプ本)
大学名 | 氏名 | おすすめ本 |
開智国際大学 | 鈴木 雄貴 | 『バカの壁』養老孟司(新潮社) |
★ 東京大学 | 鈴木 歩 | 『井伏鱒二全詩集』井伏鱒二(岩波書店) |
二松學舍大学 | 宮下 凌輔 | 『今夜、すべてのバーで』中島らも(講談社) |
麗澤大学 | 桑原 和香奈 | 『放課後の音符(キイノート)』山田詠美(新潮社) |